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詳しい「くわい」の書

平成27年11月9日(月曜日)

ふれあい餃子・パック醤油・いか野菜あんかけ・青梗菜のみそ汁・ごはん・牛乳

昨日は立冬でしたね。一日中雨で寒かったですね。
立冬…二十四節季のひとつ。はじまりの日を意味する「四立(しりゅう)」のひとつである立冬とは冬のはじまりを意味します。この頃になると北の山では初冠雪の知らせが届きはじめ、いよいよ冬の到来を感じる時期となります。
雪が降ってくるのも時間の問題です…

今日の「いか野菜あんかけ」には、いかと野菜がたっぷり入っていました。
その野菜の中にサクサクホクホクした食感の「慈姑(くわい)」が入っていました。
「くわい」…皆さんはご存知ですか? なかなか普段、食卓にお目見えする機会は少ない野菜のひとつではないでしょうか(^^)
くわいは12月が旬ということもあり、お節料理に欠かせない縁起物の野菜です。くちばし状の芽が伸びている形から「よい芽が出るよう」つまり「運が開け、幸運に恵まれますように」といった願いを込め、祝儀の料理などに使われてきました。ホクホクした口あたりと、独特の甘味・苦味が特徴です。

日本へは奈良時代に伝わったといわれ、平安中期の延長年間(923~931)の記録に「久和為(くわい)」と記されています。 正月のおせちに使われるようになったのは、安土・桃山時代から江戸時代にかけてと推定されます。
元禄11(1698)年、正月の下級武士の料理献立には、フナやコイ、昆布などに混じり、くわいが加えられていました。 立身出世と子孫繁栄を願う武家社会では、たんなる旬のもの以上の意味が込められていたようです。
そして、 くわいは京野菜のひとつです。
京都でくわい作りが盛んになったのは、豊臣秀吉の政策がきっかけといわれています。
安土・桃山時代の天正(てんしょう)14(1586)年、秀吉による京都改造の一環として、「御土居(おどい)」と呼ばれる土塁(どるい)が京都の四方に築かれました。
外敵から京都を守る城塞としての軍事的な目的のほかに、鴨川の氾濫はんらんに備えるための防災の意味もあったという御土居。 大きさは、全長約2834m、高さ約1.5~3.6m、基底部の厚さは約9mにも及んだといいます。
そのため、土を掘ったあとの低地が至る所にでき、そこへ市中の下水が流れ込んだ結果、とくに京都の南部、東寺周辺は肥沃な土地になりました。そこで、この肥沃な湿地を利用し、織物の染料・藍の栽培が盛んになり、その裏作にくわいを作るようになったのです。

和名の「くわい」は「鍬芋(くわいも)」の略だそうです。
葉の形が農具の「鍬」に似ていることから名づけられました。 漢字では「慈姑」と書きます。
くわいは、親株から、タコの足のように四方八方に地下茎を伸ばし、それぞれの先端に子球をつけます。その姿が、母親が子どもを慈(いつく)しみつつ乳を与えているように見えるため、それを姑(しゅうとめ)にたとえて、「慈姑」の字があてられるようになったそうです。
古書には、「一根、歳に十二子を生ず。慈姑(慈しむ母)の諸子に乳するが如し、故に以て之を名とす(ひとつの種球を植えると1年に12の子球を産み、地下で着生しているさまは、まるで母親が子に授乳しているように見える)」とあります。
また、こうした特長が「多産」を意味するとされ、子孫繁栄の象徴ともされています。そのため、いまも婚礼の祝儀の折り詰めに、一対のくわいを並べて入れる風習が残っているそうです。

くわいの栄養としては、主成分はでんぷんで、野菜の中ではタンパク質も豊富です。
カリウムやビタミン類も比較的多く、根菜では珍しく、ビタミンB12がわずかばかり含まれています。
ビタミンB12は血液をつくるビタミンで、赤血球数を増やし、体力をつける働きがあります。
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